翻訳出版の責任を問う

ーートロツキー翻訳受難物語


 長い間の懸案であった翻訳研究ーー悪訳・奇訳・珍訳・盗訳など総じて誤訳の検討ーーにやっととりかかることにした。私の関係するロシア語からの翻訳やロシア研究の世界にも欠陥商品があることはまえから感じていた。意味が理解できない訳文があり、それはおそらく誤訳のせいなのだろうと想像していた。その過程で別宮貞徳氏の一連の、率直な翻訳批評の書物に遭遇し、そのほとんどを読破した。私が関係する分野でもそうした試みに挑戦したいと長らく考えていたが、やっとその時間を得た。
 題材は、私が15年来とりくんできたトロツキー翻訳で遭遇した奇天烈な諸現象である。

 ゲストブックを用意したので、感想などお寄せいただければ幸いです。
 


 目次

 トロツキー
『裏切られた革命』の邦訳をめぐって (2004.6.19)
    対馬・西田訳『裏切られた革命』(現代思潮社)は、欠陥商品の見本!
    その底本のEastmanによる英訳にも問題!

Ⅱ 共産党高級幹部の奇怪な出典操作(2004.7.04)

  1 党理論委員長・榊利夫氏のトロツキー批判の悲喜劇 
  2 共産党最高部・不破哲三氏における幻の出典
    
Ⅲ ブルーエの評伝『トロツキー』の邦訳(柘植書房)への疑問(2004.7.11)

  山田侑平氏の問題提起:カー『危機の二十年』の邦訳批判(2004.7.11)

 拙訳『裏切られた革命(岩波文庫版)への批判をめぐって (2004.7.14)


  岩波文庫のトロツキー邦訳書の吟味は今後も続きます。